家を売却しようと考えている方に
「既存住宅瑕疵担保保険」を知って頂きたい

既存住宅瑕疵(かし)担保保険は、中古住宅売買を行う上で、購入時では見つからなかった隠れた瑕疵による損害を保険対象部分に限り補償する保険です。
壁の内側など、目に見えない部分は住み始めてしばらくたってから不具合がわかる、というケースがあります。
そんな時にどうするか、という将来の備えが当保険です。

ここでは、売却をする方「売主」側の視点でメリット・デメリットをお伝えします。

「家を売る」側のメリット・デメリット

メリット1

クレームの原因を売却前に除去できる

住宅瑕疵担保保険に加入すると、売却前に住宅の診断と検査が行われるため、万一物件に瑕疵(かし)があった場合、売却前に補修するタイミングを設けることができます。

これは売却後のクレーム原因を先回りして取り除くことができるメリットになります。また入居後に見つかった欠陥は、保険で補修をまかなえるというメリットがあります。

メリット2

売った後のトラブルは、保険会社におまかせ

中古物件を売却するなかで、心配になるのが耐久性です。
売却時点の検査では問題が無くても、それから数年して問題が発覚、クレームに発展する場合もあります。
保険に加入していれば、こんな時のトラブルは保険会社が窓口になり、保険で補修をまかなってくれます。

何年も経ってから、随分前に売却した物件のトラブルに巻き込まれないための安心に、保険加入が一役買ってくれるのです。

メリット3

買い手が見つかりやすい

買う側にとって保険加入は事前検査・補償対応の面で安心につながります。有利な要素が比較的に早い売却につながります。

もし売却したい住宅に、ローンの残債がある場合、売却まで時間がかかれば、かかった時間分の住宅ローン支払いが続きます。買い手が早く見つかることで、金銭面の支出を減らすことができます。

デメリット

保険料と検査料が必要

保険加入に伴う諸費用が必要になります。

保険加入にあたっては、保険法人や検査機関による検査(インスペクション)が行われます。こういった検査費用・保険料の費用負担が必要です。