代表挨拶

新年明けましておめでとうございます。
日頃よりフジハウジングをご愛顧いただき、心より御礼申し上げます。

2025年は「本多静六から学ぶ」をテーマに掲げ、努力の意味や仕事への向き合い方を改めて見つめ直す一年となりました。本多静六博士の「人生即努力、努力即幸福」という言葉に学び、社員一人ひとりが日々の業務を通じて自己研鑽に取り組み、その積み重ねが企業としての成長につながることを実感できた年であったと考えています。

そして2026年、AIの進化や人口減少など、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。こうした時代の変化にしなやかに対応するため、フジハウジングは本年「創意工夫!」をキーワードに、サービスの質をさらに高めてまいります。お客様の期待を超えるために、「どうしたらもっと分かりやすくできるか」「どうしたらもっと早くできるか」「どうしたらもっと喜んでいただけるか」を常に考え、行動してまいります。

私たちの仕事は、地域やお客様の生活に直接関わる仕事ですので、一つひとつの場面での小さな改善の積み重ねが、信頼につながり、選ばれる理由になると考えています。AIなどのツールも適切に活用し、より迅速で正確な対応、そして提案力の向上につなげてまいります。

本年も、お客様に「フジハウジングに頼んでよかった」と感じていただけるよう、誠実に取り組んでまいります。引き続き、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社フジハウジング
代表取締役 藤田 田

2025年振り返り フジハウジングの8大ニュース

昨年のフジハウジングでの出来事を一部ご紹介いたします。

1.ヤオコー岩槻店・ローソン久喜吉羽店誘致

昨年のヤオコー久喜吉羽店の開発に続き、2025年はヤオコー岩槻店の開発を無事に完了することができました。商業施設開発を継続的に手がけてきた実績が積み重なったことで、地域や関係各所への提案力・説得力が一段と高まりました。生活利便性の向上を軸に、複数のテナント誘致を実現し、日常使いしやすい商業拠点として地域に根付く施設となっています。今後も、地域ニーズを捉えた店舗誘致を通じて、街の価値向上に貢献してまいります。

2.大好評オーナーバスツアー

日頃の感謝をお伝えする場として開催したオーナーバスツアーは、深川江戸資料館の見学、楠公レントハウスでの昼食、劇団四季「バック・トゥ・ザ・フューチャー」観劇という内容で実施し、抽選となるほど多くのお申し込みをいただきました。新たなオーナー様にもご参加いただき、交流の輪がさらに広がる機会となりました。引き続き、みなさまへの「お楽しみの提供」を通じて、仕事以外でも貢献できればと考えております。

3.N-NOSEと提携

2025年、フジタ財託グループは、がん検査「N-NOSE」を開発するHIROTSUバイオサイエンスと資本業務提携を結びました。がんは日本人の死亡原因の第1位であり、早期発見の重要性が高まる中で、私たちはがん検査を「特別なもの」から「日常的に誰もが気軽に受けられるもの」へ変えていく挑戦を応援してまいります。健康は人生における最優先事項であることから、まずは“知ること”の価値を地域の皆さまへ届けたいと考えています。

4.WishNote更新

「Wish Note」を5年ぶりに見直し、時代に合わせたバージョンアップを行いました。
企業理念や企業ビジョンを実現していくことこそが、企業の存在意義であるという考えのもと、社員全体で議論を重ね、理念・ビジョンを言語化し直してまとめました。本取り組みを通じて、100年企業を目指し、社員一人ひとりが同じ方向を向いて進むための指針を共有できました。

5.フジタ財託への社名変更

2025年、当社親会社の「(株)フジタ」は、社名を「(株)フジタ財託」へ変更いたしました。
「財託」という言葉には、大切な財産を託され、責任を持って次世代へつなぐという決意を込めています。フジタ財託では不動産管理にとどまらず、創業者一族の資産やグループ各社の管理も担っております。自らの財産を任せている企業であることを明示し、お客様にとってより安心できる存在を目指します。今後は藤田家が実践してきた資産活用・相続対策の知見を活かし、新たな提案サービスの検討も進めてまいります。なお新ロゴは、久喜市を拠点に活動される書道家 成田寿苑先生に揮毫いただきました。

6.知って楽しい久喜インスタグラム好評

地域の魅力をもっと身近に、もっと楽しく届けたいという想いから、2025年は「知って楽しい久喜」Instagramの発信を強化しました。投稿を重ねる中でフォロワー数は 2024年11月の22人から、2025年12月現在で3,136人へと大きく伸長。GW・夏・年末年始には久喜を盛り上げるフォトコンテストも開催し、地域の皆さまと一緒に楽しめる場となりました。ご参加・応援いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。今後も久喜の魅力が伝わる情報発信を続けてまいります。

7.見守りサービス開始

単身高齢者などの入居者様により安心して暮らしていただくため、見守りIoTサービス「みまもりヤモリ」を導入いたしました。トイレなどの日常的に利用する場所にセンサーを設置し、生活の動きをモニタリング。一定時間動きが検知されない場合は、登録したメール・SMSへ通知が届く仕組みです。通知を受けた後は、まずお電話で安否確認を行い、必要に応じて直接訪問することで、万一の際に迅速に対応できる体制を整えました。入居者様とオーナー様の双方にとって、より安心できる賃貸管理サービスを目指してまいります。

8.マニュアル検索システム開始

業務品質の底上げとお客様との連携間での遅延解消を目的に、マニュアル検索システム(NotebookLM)を整備いたしました。社内マニュアルを一通りインプットしており、必要な情報へ素早くたどり着ける環境を構築。AI活用により、知識の拡充や最適なソリューションの探索、疑問点の解消が効率化され、各社員が自律的に判断・行動できる体制づくりを進めています。

2025年のテーマ「本多静六から学ぶ

フジハウジング42期目である2025年は、次の節目である50周年に向けて「本多清六から学ぶ」をテーマに、日々の仕事を“努力の質”から見直した1年でした。

本多清六の言葉「人生即努力 努力即幸福」に学び、幸福とは偶然手に入るものではなく、自己の努力によって願いが満たされ、心身が前向きに満ちる状態であり、かつ社会の希望や健全さに反しないことだと受け止めました。

地域とともに歩むことで、久喜の企業人としての責任と誇りを改めて実感できた年だったと考えています。

2026年のテーマ「創意工夫!創意工夫!創意工夫!」

AIの進化や人口減少など、私たちを取り巻くビジネス環境は、これまで以上に速いスピードで変化しています。こうした時代において、従来のやり方に固執するだけでは、社会やお客様の期待に応え続けることはできません。

フジハウジングは2026年、社員一人ひとりが、目の前の業務をただ遂行するのではなく、「より良くするために何ができるか」を考え、行動する姿勢を大切にしていきます。

創意工夫とは、特別な発想や大きな改革に限られるものではありません。日々の仕事の中で行う小さな改善や挑戦の積み重ねこそが、個人の成長を促し、やがて組織全体の力となります。

こうした積み重ねを通じて、変化に柔軟に対応できる企業体質を築き、これからも地域社会に必要とされ、信頼され続ける企業でありたいと考えています。