高齢化社会のいま、注目されている久喜市の施設「看護小規模多機能型居宅介護施設」についてお届けします。

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社会的意義高い事業と評価
式典に梅田久喜市長ら100名出席

「看護小規模多機能型居宅介護施設ケアステーションよすが」完成のきっかけは久喜市が作った。

高齢社会の中でこの種の施設の必要性を痛感した市が2019年(令和元年)11月1日~29日まで事業者を募集。これに(株)縁が応募し、一次審査、二次審査を経て、2020年1月28日、市の諮問機関「介護保険運営協議会」で設置の承認を得た。久喜市福祉部介護保険課によると、(株)縁は国の制度「事業再構築補助金」を活用したほか、市も755万1000円の開設準備金を交付した。

7月10日に行われた「ケアステーションよすが」落成式には梅田修一・久喜市長や三ツ林裕巳・衆議院議員ら関係者約100名が参加。この中で梅田市長は久喜市で65歳以上の人口が30%を超えた現実を踏まえ「市民の皆様にとって安心できる施設が出来た」と歓迎した。また施設の建設を請け負った藤田田・フジハウジング社長は農地を転用して施設を開発しただけに、建設工事に着手するまで埼玉県や市との調整、申請手続きに2年間の苦労があったことを紹介しながら「無事に今日落成式を迎えられたのは嬉しい」と社会的に意義ある仕事に携わった喜びを語っていた。

なお埼玉県高齢福祉課によると県内40市23町村のうち「看護小規模多機能型居宅介護施設」があるのは今年6月30日現在、18市26施設だけ。このうち市内に2~3カ所の施設を有する自治体は、さいたま市、川越市、川口市、上尾市、草加市、三郷市の6市で計14施設となっていた。

▽当記事の前段にあたるページはこちら
「【埼玉・久喜】久喜市初の「看護小規模多機能型居宅介護施設」」
https://re-fujita.jp/kuki-media/real-estate/topic_nouji20220729a/

記事:農時新聞2022年7月29日号
写真提供:農時新聞

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