春になると、約1kmにわたる桜並木と菜の花畑が広がる、久喜市近郊の絶景スポット「権現堂堤」。
今回はこの場所を、江戸時代の巨匠葛飾北斎と、昭和初期に活躍した新版画家川瀬巴水という、
異なる時代の二人の視点でアート化しました。
動と静。ダイナミズムと叙情。
二つの浮世絵世界が描く権現堂堤を、ぜひお楽しみください。
名称
権現堂堤(県営権現堂公園)
春の桜まつりシーズンには、桜と菜の花の共演を求めて多くの人が訪れます。
四季折々の花々や広い公園施設もあり、家族連れやカップルにも人気のスポットです。
所在地
〒340-0103 埼玉県幸手市内国府間887番地3
※久喜市から車で約15分程度
アクセス
東武日光線「幸手駅」から徒歩約30分、またはバス利用
駐車場あり(桜まつり期間中は有料)
実際の写真と比較しよう


北斎風の権現堂堤
葛飾北斎のスタイルで描かれた権現堂堤は、
力強い構図とダイナミックな自然表現によって、桜と菜の花がまるで生命を宿したかのように表現されています。
空にはうねるような雲、前景には力強く伸びる桜の枝。
自然のエネルギーと季節の移ろいを、圧倒的な躍動感で捉えた一枚に仕上がりました。
見慣れた春の風景が、北斎の筆を通すことで、壮大な自然叙事詩へと昇華しています。


巴水風の権現堂堤
一方、川瀬巴水のスタイルで描かれた権現堂堤は、
静謐で叙情的な世界に変貌を遂げています。
ほのかに霞む春の光、淡く色づく桜並木、優しく流れる川の気配。
巴水特有の繊細な色彩と余白を活かした表現により、
訪れた人の心にそっと寄り添うような、優しい春景色が広がります。
「賑わいの中にも、静かに流れる時間がある」――
そんな春の本質を捉えた、美しい表現となりました。


画家たちのスタイル解説
◉ 葛飾北斎(1760–1849)
江戸時代後期の浮世絵師。
『富嶽三十六景』で知られ、自然と人間の営みをダイナミックに描き出しました。
力強い構図と独創的な表現は、国内外のアーティストに大きな影響を与えました。
◉ 川瀬巴水(1883–1957)
大正・昭和初期に活躍した新版画家。
四季折々の日本の風景を叙情豊かに描き、「昭和の広重」とも称されました。
静けさと情感あふれる作品は、現代でも高く評価されています。
現地周辺のおすすめ情報
近くには「権現堂桜堤公園」や、地元産の野菜や惣菜が並ぶ「幸手道の駅」も。
花見のシーズンには地元の屋台も並び、グルメも楽しめます。
久喜市側から自転車で訪れるのもおすすめのルート!
まとめ
権現堂堤の桜と菜の花――
同じ春の絶景も、北斎と巴水、二人の視点を通すと、まったく違う物語を語り始めます。
自然の力を爆発させた北斎。
自然の静けさに寄り添った巴水。
アートを通して、季節の美しさに新たな感動を見つけてみませんか?
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