圏央道が開通してから、ますます街が大きくなった久喜市には、新しいお店がたくさんできています。どのお店に行こうか、探しているだけでもワクワクしてしまいますね。
その中でも、1980年6月に開店して44年と6ヵ月の間、ずっと地元の人たちに愛されている珈琲屋さんがあります。
喫茶店「どんぐり」です。
この記事では、「どんぐり」の魅力をさまざまな角度からお伝えしていきます。
木のぬくもりが温かい店内
お店は、木のぬくもりたっぷりの温かい雰囲気で、お店に入った瞬間から、珈琲のいい香りに包まれます。
ご近所のマダムたちが珈琲を飲みながら談笑していたり、サークル活動しているグループの方々が集まっていたり、お店の一角を借りてイベントをしている人など、たくさんの人でにぎわっています。
初めて来た人も、一人で来た人も、すぐに落ち着ける不思議な空間です。
マスターの人柄は珈琲に負けない味わい深さ
入るとすぐにマスターと、奥様、従業員のみなさんが温かく迎えてくれます。
お二人のニコニコ顔を見ると、どこか安心できます。
カウンターには、お客さんたちと撮った写真が飾られています。
お客様たちとの楽しそうな雰囲気が写真から伝わってきますね。マスターは私のような初心者にも本当に気さくに珈琲のことをいろいろと教えてくれます。マスターと話していたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。
「どんぐり」に来ると、マスターのファンになってしまいますよ。
親から子へつながるお店
席に着くと、すぐに近くに置いてありました。
お客さんがたくさんの感想を残していました。誰でも手にすることができるところに置いてありました。その中に、とてもステキな文章が書かれていました。
親から子へ続く体験です。感動しますね。
他にもイラストがたくさん書かれていたり、大人も子どもも年齢問わず、みんながたくさん書いているようです。おばあちゃん、お母さん、お子さんと3世代でいらしているお客さんもいました。
44年もの時間、そこにあるお店だからこそ、紡がれる想いが詰まっていて、読んでいるだけで心が温かくなります。
珈琲はもちろんですが、どんぐり日記も手に取ってみてください。
ぴあ 埼玉の喫茶店に掲載されました
どんぐりが表紙になりました。さすが!プロが撮ると、温かみまで写りますね。
24ページに掲載されています。
お店に本が置いてあるので、ぜひ手に取ってみてください。
ブックぴあ|https://book.pia.co.jp/book/b647641.html
マスターの珈琲
44年の間に約50万杯の珈琲を入れてきたマスターは、お客さんの「おいしい」という言葉を励みにこれからも珈琲を提供し続けていきたいと熱く語ってくださいました。
お客さんの注文が入ってから豆を挽きます。
一杯一杯大切に入れてくれるため、最高の状態の珈琲を味わえます。
私の頼んだメニューは、自家製シフォンケーキと珈琲のセットです。
珈琲はお店で1番人気の「どんぐりブレンド」です。
珈琲は苦みが少ないのに、コクがあって飲みやすいです。
シフォンケーキはとてもフワフワで甘すぎず、珈琲とよく合います。
珈琲が苦手な人は、珈琲以外の飲み物もあるので、安心してください。
たくさんの珈琲の種類があって何を頼めばいいのか迷ってしまいますが、一目でどんな珈琲かわかるようになっています。
メニューの中にあるコーヒーフローチャートで、コーヒーの勉強もできます。
私が飲んだ「どんぐりブレンド」は、コーヒーフローチャートの中でもちょうど真ん中くらいにある珈琲になりますね。
珈琲にはミルクを入れたいと思っていた私ですが、この珈琲は何も入れずにおいしく飲めます。むしろ、入れないで飲みたいです。
いろいろな種類の珈琲を飲んで、自分の好みの珈琲を見つけたくなりますね。
マスターのこだわりが詰まった豆の焙煎について
珈琲は、豆の焙煎の状態によって、香りと味が変わるのです。マスターが実際にお店にある豆を出してくれて、いろいろ教えてくれました。
奥が浅煎り、手前左が中深煎り、右は深煎りの豆です。
浅煎りと中深煎りは、色にあまり違いがないのですが、香りが全然違います。浅煎りはさわやかな少し酸味を感じる香りで、中深煎りは酸味は感じられませんでした。深煎りになると、the 珈琲という感じの深いコクが感じられる香りでした。
マスターは珈琲豆の焙煎をするとき、目・鼻・耳を使って、色・香り・焙煎の音の変化をよく観察して、最高の状態に仕上げることを意識しているそうです。
豆の状態によって焙煎時間も違ってくるので、その都度、集中して焙煎作業をしているそうです。
お土産のドリップ式の珈琲をお店の味に
どんぐりでは、珈琲の販売もしています。豆、粉、ドリップバッグの状態のものを選べるのです。お店で直接買うこともできますし、電話での注文、ネット注文を受け付けています。
https://donguricoffee.com/beans/
ここでは、マスターから教えてもらった、家で入れるドリップ珈琲が最高においしくなるコツを伝授します。
お湯の温度 | お湯を回しかけるスピード | |
浅煎り | 90度くらい | 早く |
中深煎り | 85度くらい | 少しゆっくり目 |
深煎り | 75度くらい | ゆーっくり |
お湯を回しかけるスピードまで考えたことなかったので、さっそく挑戦したくなります。
マスター曰く、いろいろな温度やスピードを試して、自分の好みを探していくことが大事だそうです。
まずは家にある珈琲でやってみるのもいいですね。
お土産用クッキー
近所のケーキ屋さんとコラボして作っているクッキーです。
少しほろ苦くて、大人向けのクッキーでとてもおいしかったです。
友人にちょこっとあげるようなプレゼントにも向いていると思います。珈琲好きの友人にプレゼントしたくなりました。
今回は、久喜市青葉にある「自家焙煎珈琲屋どんぐり」を紹介しました。
お店に入ったとたんに、外とは違う、ゆったりとした時間が流れているようなお店です。珈琲のプロのマスターが淹れてくれる、絶品の珈琲を堪能してみてください。
自家焙煎珈琲屋どんぐり
住所:埼玉県久喜市青葉4-1-20
アクセス:JR東北本線、東武伊勢崎線「久喜駅」東口より、朝日バス「久喜駅東口循環」にて約9分「本郷児童公園入口」下車 徒歩約2分
連絡先:0480-23-1418
営業時間:11:00-17:00
定休日:月・火曜日(祝日の場合は営業)
駐車場:10台