当社「フジハウジング」に関する記事が、2023年8月発行の農時新聞48号で掲載されました。下記にて転載いたします。
農事新聞 2023年8月16日号記事より
写真提供:農時新聞

老舗・加須不動産がフジハウジングの傘下に

後継者難で経営権譲渡 足利銀行が仲介 M&Aで資本提携

より地域密着の不動産会社目指して

経営譲渡後の鈴木・加須不動産前社長(左)とフジタ・フジハウジング社長(右)が握手をした。
写真)経営権譲渡後、鈴木・加須不動産前社長(左)と藤田・フジハウジング社長(右)が握手

久喜市で40年以上にわたって地元の不動産会社として親しまれている㈱フジハウジングと、加須の老舗・㈱加須不動産が7月14日に経営統合し、今後一層の地域密着の不動産会社を目指すことにした。後継者不足に悩んでいた加須不動産が足利銀行の仲介でM&A方式でフジハウジングの傘下に入った。加須不動産の市内シェア率は3割で管理戸数は1500戸。一方フジハウジングは不動産買取、売買、賃貸管理、特定建設業など市内で手広く事業を展開している。

株式譲渡契約書調印式は加須市内の「会席ぎゃらりい からん」で行われた。両社の幹部が出席し、足利銀行が立会人となった。調印式前、M&Aで仲介の労を取った足利銀行加須支店の金丸幸樹支店長は挨拶に立ち「最良の企業に事業が引き継がれたと思っている」と自負。フジハウジングに対して「加須不動産の鈴木社長の思いを継承し、これまでのフジハウジングのノウハウを活用、融合することで、同社を更なる発展へと導いてくれることを確信している」と期待を述べた。

調印式後、加須不動産の鈴木光浩氏は心境を表明。その中で同社がより発展するよう今後は相談役として残り、色々アドバイスしていくと語るとともに、「新しい加須不動産の将来を楽しみにしている」とも話した。この日で重責から解放されたためか、さっぱりした表情だった。

一方フジハウジングの藤田田社長は、今年の1月、足利銀行から話が持ち込まれた時点での悩みや逡巡した気持ちを吐露したうえで「鈴木さんの思いに応えられるのはうちしかないと思った。地域密着の経営理念をしっかりと継承して、今回のことが今後よかったねと言われるように頑張りたい」と語った。

加須不動産の新社長に就任した工藤幸介氏(元フジハウジング経営企画室室長)は「両社が一緒になったことで1,2年後には成長したと言われるよう頑張りたい。加須不動産に骨をうずめる」と決意を新たにしていた。

加須市経済部によると「市内でのM&Aなんて聞いたことがない」と話す。初のM&Aかもしれない。

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ご覧の記事はコチラ https://www.seinousha.com/pick-up/12293/(2023年8月16日発行号)

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   先生の勤務時間外労働、矢島さんシャッターアート制作中、保護者の反発で来年度廃園が一転存続
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