久喜市の出資率51％ 久喜新電力設立 25年度中に供給開始
久喜市は長年検討を重ねてきた地域新電力会社を11月21日に設立した。久喜新電力㈱の資本金は1,000万円。出資比率は久喜市が51％、ホームタウンエナジー㈱が40％、ケーブルテレビ㈱が9％。役員構成は代表取締役にホームタウンエナジーの社長が就任し、取締役に久喜市副市長とケーブルテレビ常務取締役が就任、監査役に久喜市会計管理者が就いた。
地域新電力㈱の設立は政府の推進する「ゼロカーボンシティ・脱炭素社会」を実現するための施策のひとつ。市によると２０２５年度に公共施設への小売電力事業を開始し、順次民間企業及び一般家庭への供給を推進したいとしている。地方自治体が新電力会社設立に中心的な役割を果たしたのは埼玉県では所沢市、深谷市、秩父市に次いで４例目のこと。久喜市ではこの設立を機に「温室効果ガスの削減、再生可能エネ
ルギーの地産地消、地域活性化及び地域課題の解決に全力を挙げたい」としている。
記事：農事新聞2025年1月29日号
写真提供：農事新聞
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