2019年3月24日、第4回 久喜マラソン大会が開催されました。
年々盛り上がりを見せる久喜マラソン大会。今回のマラソン大会も南は九州から北は北海道まで、関東の域を越えて多くのランナーが集まりました。
久喜マラソンといえば、市民ランナーとして活躍する川内優輝選手(2018年ボストンマラソン優勝)がゲスト参加することでも知られていますが、今回のレースは公務員かつ市民ランナーとしては、最後のランという節目の回という事もあり、マスコミ各社も撮影に訪れていました。
例年、仮装でのハーフマラソンで会場を盛り上げてくれる川内選手。今年はどんな走りを見せてくれたのでしょうか。昨年同様にこのページでは前回大会と比較しながら、大会の様子をまとめます。

大会概要

久喜マラソン大会2019 -久喜の不動産会社・フジハウジング社員も出場! 開会式の様子


日程:2019年3月24日 ※前回よりも1日早い開催でした。
主催:久喜市・久喜市教育委員会・久喜市体育協会
※主管は久喜マラソン大会実行委員会

会場(スタート・ゴール):久喜市総合運動公園(グラウンド)
開会式:久喜市総合運動公園にて 8時00分から ※前年より10分早いスタートです。
受付:当日受付は行わず、大会当日に使用するナンバーカード・計測タグ等は、参加者に事前送付されました。
参加資格:各部門の対象に該当しており、健康な方。申込規約の全てに同意する方。20歳未満の参加者は、保護者の承諾を得ている方。視覚障がい者の方は伴走者同伴での参加が可能。
表彰:各部門 1位から3位まで…賞状・メダル・副賞の贈呈
4位から6位まで…賞状・副賞の贈呈
7位から10位まで…賞状の贈呈

※グロスタイム(号砲からのタイム)で着順判定でした。
※完走者には完走記録証を当日発行していました。
※表彰は終了した種目ごとに行われました。

アクセス

久喜マラソン大会2019 -久喜の不動産会社・フジハウジング社員も出場! 朝の久喜駅前・シャトルバス乗り場

昨年同様、会場までは久喜駅西口から無料のシャトルバスが運行していました。ちなみにシャトルバスは、マラソン参加者以外の一般の方も利用可能です。
開会式の1時間前にあたる朝の7時頃は、数台列を作ってバスが待期しており、次々と来場者を会場に運んでいました。
参加者の中には、ウォーミングアップを兼ねて会場まで颯爽と走っていく方も見られ、強い意気込みが感じられました。
ちなみに会場には500台収容可能な駐車場がありますが、こちらは例年通り予約制となっていて、当日は事前予約をした方のみの利用になっていました。

コース(部門)

久喜マラソン大会2019 -久喜の不動産会社・フジハウジング社員も出場! ハーフマラソン後半に走る久喜駅東口の様子付近

ハーフマラソン(定員3200名)※昨年より200名増
参加費:一般3500円、高校生1500円
3km(定員800名)
参加費:一般3500円、高校生1500円、中学生500円
1.5km(定員600名) ※昨年は2kmでしたが500m短くなりました
参加費:小学生500円、
親子ラン1.5km(定員200組)※昨年は2kmでしたが500m短くなりました
参加費:2500円

料金は前回・前々回と同じ価格です。
今年はコースの一部に距離の変更があり、小学生の3年生以上が走るコースと小学校1・2年生と親子で走るコースが、それぞれ2kmから1.5kmに短くなりました。500m短くなったことで、より参加へのハードルが低くなりました。
さて、ここで会場でのひとコマをご紹介しましょう。
――――― 昨年までは親子ランだったお子様が、今年はいよいよ単独で走るというご一家。
事前に、お父さんの熱心なアドバイスに気合の入るお子さま。ですがやはりレースは水もの、本番は別もの。
いざスタートという時に、多くの人波にもまれてしまい、ゲートをなかなか出ることができず、なんと出遅れてしまいました。
それでも泣きながら集団を追い駆けていくお子様の姿…。
沿道からの「ガンバレ!」の声に押されながら走っていきました。
―――――昨年は、ゴール地点でトラブルがあったご様子のご一家。
「手をつないでゴールしないと、また失格になっちゃうから!」「今年はちゃんとしてね!」
お母さんにクギを刺して、昨年のリベンジに燃えているお子様の姿…。
両手をつないでゴールのイメトレをしている二人を見守るご家族。
これは参加された方のほんの一部のご様子ですが、親子ランではどのご家族も並々ならぬ盛り上がりを見せていました。
このほか3Km部門ではお揃いのユニフォームで集まる中学生の方々、ハーフマラソンではコスプレで参加する方々、会社ぐるみで集まった方々、かたや応援に集まった方々など、様々な面々が会場に集まっていました。
さて、自らもランナーとして参加する久喜市・梅田市長は、平成30年の所信表明で「市民ランナーの聖地化などスポーツ振興策を推進」することを宣言していたそうです。
市政というと遠い世界に感じますが、いざ久喜マラソンの現場に立つと「こういうことか!」と実感が湧き、とても身近に感じます。市民ランナーの聖地化、ぜひ実現して欲しいですね!
スタートとゴール地点のある会場現地は、朝8時過ぎには屋台の販売も始まり、お祭りのような雰囲気になりました。
参加する家族を待ちながら、露店の焼きそばで朝ご飯をとる姿もちらほらと。
参加者がウォーミングアップを行うトラックでは、ストレッチやランニングで準備を整える、緊張感のある姿があちらこちらに見えました。
ここで、メインレースとなるハーフマラソンのコースを簡単にご紹介しましょう。
久喜市総合運動公園からスタートをした一行は、久喜市役所の前を通過して久喜駅西口を目指します。駅から先は、一路鷲宮地区へ。関東最古の大社と名高い鷲宮神社で折り返し、復路は往路で走ったコースをなぞるものの途中で離れ、JRの線路をまたいで弦代公園に向かいます。そこから先は東北新幹線の高架下に沿った直線の道路が続きます。給水ポイントもある久喜駅東口を通過したあとは、一旦久喜東4丁目方面に折れ、さらに戻り、スタート地点の久喜市総合運動公園にあるゴールに向かうという流れになっています。
なお、鷲宮地区で走る鷲宮中学校付近は、川内優輝選手が「普段からよく走っている」「坂ダッシュを練習する場所」だそう。
コースは一般道路に交通規制をかけて、マラソン大会の時間中は競技専用のために使われます。
交通規制を行う時間は限られているため、第1から第3までのチェックポイント(関門)には、通過制限時間が設定されました。
既定時間までにチェックポイントを通過できなかった場合、レース継続が出来なくなってしまいます。

久喜マラソン大会2019 コースマップ
久喜マラソン大会2019 コースマップ

ゲストランナー

ゲストランナー川内選手のスピーチ
久喜マラソン大会2019 -久喜の不動産会社・フジハウジング社員も出場! 久喜のゆるきゃらたち
久喜マラソン大会2019 -久喜の不動産会社・フジハウジング社員も出場! 今年は忍者姿で出場した川内選手


・川内選手のスピーチ
今回の久喜マラソン大会が、公務員としての最後のラン。
開会式では、リラックスして周囲の方と談笑する様子が見られました。

大会会場には、ゆるキャラ達も応援に駆け付けました!

・川内優輝さん(忍者コスプレ)
そのほかのゲストランナー
・資生堂ランニングクラブ
・平成国際大学 陸上競技部
・岡嶋彩 さん(久喜市くき親善大使)
・平井信行さん(気象予報士)
・宮崎 亜希 さん(サポートランナー)

協賛企業・団体

天然温泉 森のせせらぎ なごみ、株式会社山中不動産、日本信号株式会社、株式会社ショーモン、株式会社関商店、株式会社久喜菖蒲工業団地管理センター、昱グループ、株式会社エフテック、株式会社エポックケミカル、毎日興業株式会社、STKフォトサービス、大和証券久喜営業所、株式会社資生堂、など
久喜市に本店や営業所を構える多くの企業が応援していました!

マラソン大会動画

大会当日にわしのみやTVにてライブ配信されていた久喜マラソンの様子を、YouTubeで見ることが出来ます。(2019年4月現在)
第4回久喜マラソン実況中継

大会結果

久喜マラソン大会2019 -久喜の不動産会社・フジハウジング社員も出場!  ゴール付近


ハーフマラソン(高校生・一般男子39歳以下)敬称略

  • 1位 1:06:59 牧野 冴希
  • 2位 1:08:50 山崎 竹丸
  • 3位 1:09:13 土谷 和貴
  • ゲストランナー1位 1:08:07 塚田 空
  • ゲストランナー2位 1:08:52 川内 優輝
  • ゲストランナー3位 1:11:23 油井 宏喜

ハーフマラソン1位の牧野 冴希さんは、川内選手と高校時代からのライバルでもある市民ランナーだそう。
2位の山崎 竹丸さん(まるランニングクラブ)は昨年の優勝選手です。
昨年ともども、川内選手との熱い接戦が沿道で応援する久喜市民を沸かせていました。

まとめ

久喜マラソン大会2019 -久喜の不動産会社・フジハウジング社員も出場! 直線の長い上がり坂となる久喜駅東口


マラソンといえば正月の箱根マラソンを見るくらい…そんな方も多いと思います。ところが生で見るマラソンレースの迫力は想像以上のものがありました。
マラソンコース沿いの方はぜひ沿道に、そうでない方はアクセスの良い久喜駅前にぜひ一度お越しください。
実際に目の前を走り抜けていく選手の姿は、力強く壮観です。
前半のトップアスリートはもちろん、後を追うランナーの姿には声をかけずにいられません。
着ぐるみ参加OKのシティマラソンは、遊び感覚の競技かと思いきや、その走りはまさに本物。
ひたむきな選手の姿、そして久喜市長・梅田氏の想像以上の健脚ぶりも、来年はぜひその目でお確かめください。