経済的困窮者に無償提供
コロナ禍で起きた現象のひとつ「生理の貧困」問題に国や地方公共団体が救済に乗り出した。加須市は5月26日から経済的困窮者に防災備蓄備品から生理用品の無償提供を開始した。一方久喜市は6月30日の議会で補正予算が承認されたので8月22日から新品を購入して無償配布することで準備を始めた。
久喜市 千人分を確保 8月22日~配布
久喜市は6月30日の市議会で補正予算に計上した緊急生活用品支援事業の中の生理用品購入費89万9000円が承認されたことから8月22日から市役所本庁舎や支所などで無償配布することを決めた1000人分を用意する予定で全て新品を購入し配布する。市ではプライバシーに配慮して周囲に気付かれない方法で生理用品を渡すとしている。問合せ先(TEL)0480-22-1111
加須市 防災備蓄品から270パック放出
生理の貧困とは「お金がなくて生理用品が買えない」「利用できないことを言えない」「利用しにくい環境にあること」を指す。
加須市は保存期間間近な生理用品(生理ナプキン30枚入り270パック)をプライバシー対策を講じたうえで市役所や保健センターなど市内12ヵ所で、窓口開庁日の午前8時30分~午後5時まで原則1家庭1パックを無償提供している。福祉部によると7月20日現在71パックの利用があったという。同部では在庫がなくなるまで続けるとしている。問合せ先(TEL)0480-62-1111
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