異世界不動産ネタ物件プロジェクトとは
異世界を舞台に「架空の物件と物語」を楽しむ連載企画です。
異世界モノ風のストーリーに併せて、実際の物件ページを作っちゃいました!(リンクは最後に)

お部屋探しの気分転換に楽しんでいただくネタ企画ですが、箸休めとしてお楽しみください♪

お部屋探しは是非久喜賃貸ナビをご活用ください♪

ここまでのあらすじ:王都から追放された俺は、辺境の村でスライム荘を立て直すことに成功。スライムテクノロジーで村の空き家が次々と再生した。“ハイテクな住まいがある村”が辺境にあると噂が立ち、村に活気が戻ったのだった。

→第1話
 【異世界不動産ネタ物件プロジェクトⅠ】
  追放された俺、不動産で無双する〜スライムで空き家をハイテクにしてみた〜

リュウが死んだ。ドラゴンとの更新契約に失敗し、殺された。
残ったのは鍵束と、薄汚れた旧契約の写しだけ。

ドラゴン巣穴レジデンス――古代ドラゴンが暮らしている巨大洞窟の外周を“間借り”して作った住居群だ。俺はリュウの仕事を引き継ぐためにやってきた。

巣穴に入った瞬間、鼻の穴が焼ける感じがする。熱い。焦げた石。獣の息。それに混ざって、生肉の匂いがする。子竜の餌だ。

——巣穴の奥で、ドラゴンが宝の山に前脚を乗せていた。目が合っただけで、背中に汗が出る。

「人間」

声が低い。壁が震える。

「リュウから引き継いだ。不動産屋だ」

ドラゴンの鼻が鳴る。熱い息が来る。

大きな体躯の奥に、小さい影が動いた。子竜だ。小さいが、気配は鋭い。爪が石を引っかく音が、耳の奥に刺さる。ドラゴンが言う。

「騒ぐな」

ドラゴンの視線が、子竜に落ちた。ああ、これは睡眠の話じゃない。子竜が驚くと暴れる。暴れたら人が死ぬことになる、と俺は理解した。

「……分かった」

子竜が俺の方を見て、首を傾げた。…まずい。俺は目を逸らし、手元を見た。

ドラゴンは続けた。
「子に近づくな」

これは条件じゃない。地雷だ…。
「ああ、住む側にも徹底させる」

ドラゴンはじっとこちらを見ている。ドラゴンとの契約は紙じゃない。言葉だ。
一度口に出したら、あとは守るか、殺すか。どっちかになりそうだ。

家賃は子竜の餌だ。

「入居者の家賃は俺が肉に変えて持ってくる。」

ドラゴンが笑った。鼻で。炎は出なかった。少しだけ空気が軽くなる。

「餌を間違えるな」

リュウの顔が頭をよぎった。あいつはここで間違えた。たぶん。

俺は巣穴の外周を見回した。人が住む“輪っか”と、ドラゴンの中心が、ひとつの洞窟でつながっている。

——ドラゴン巣穴レジデンス。俺は息を吐いて、鍵束を握り直した。

そして、手帳を開いた。あとで入居者向けの契約書の「特約事項」に転記するためのメモだ。

——特約事項(仮)
・子竜への接近禁止(距離と範囲は現地確認必須)
・騒音制限(子竜が驚く行為一切、夜間の金属音・走行・来客など)
・家賃は通常通貨で受領。管理側が餌に変換して納入
・違反時の責任は入居者負担(※生存は保証しない)

最後の一行は、書き方を考えたほうがいいな……。

ーードラゴン巣穴レジデンスの間取り・設備・募集条件をみる

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