マンションの構造、S造、RC造、SRC造の違いは!?
-久喜で家を買うなら知っておきたいミニ情報-
少し前に、台湾のマンションの倒壊のニュースが報道されていたことをご記憶でしょうか。
鉄筋の本数が少なかったり、一斗缶が出てきたりと内部構造が見えない分、買う側にも知識が必要なのかも知れません。
今回はマンションの主な構造と特徴の違いを簡単に説明したいと思います。
構造の種類としてはS造(鉄骨造)・RC造(鉄筋コンクリート造) と7~8階建て以上の中高層マンションはSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造) に分けられます。 一般にはRC造(鉄筋コンクリート造)で鉄筋を組んで型枠にコンクリートを 流し込んで固めたもので鉄筋の引っ張り力とコンクリートの圧縮力のお互いの 短所をカバーした構造です。建物の形を比較的自由にできるのも特徴です。
RC造
S造(鉄骨造)は柱や梁などに鉄骨を使用しています。鉄骨には、H型鋼、I鋼型など 鉄骨の断面の形で呼ばれています。特徴は建物自体が軽くなり、工期が短く、主に 体育館や工場など大空間に使用されます。
S造
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)は両方の特徴を兼ね備えており、RC造よりも強く 柱も細くできますがコストがかかります。
SRC造
マンションであれば構造計算がされて柱の大きさ、配置される主筋本数、帯筋のピッチ、梁の大きさ、配置される主筋、腹筋の本数、あばら筋のピッチなど細かく計算します。
スラブ(床)も当然、部屋使用目的の最大重量に耐える厚さ、配筋のピッチを計算します。
鉄筋や鉄骨も種類、直径配置など細かくリストに書き込みます。
構造計算でいかに建物の形状に適した部材で建物の強度が上がるか考えられています。よって日本では一斗缶がででくることはないと思います。
久喜でも、家を探している方で「マンション」を選ぶ方が増えてきました。
一般には構造計算書を目にする事はありませんが、意匠図とセットで見せていただけると買うほうとしても安心して購入できるのではないかと思います。