募金目標600万円超えた AED設置計画実る

来春市内31小中学校屋外に設置

久喜市がクラウドファンディング型ふるさと納税を活用して、市内の小・中学校31校に「屋外用AED収納ボックス」を設置したいとして、その費用600万円を今夏から市内外から募ってきたが10月20日までに目標額を突破したことが分かった。市では来年3月末までに全校にAEDを設置できるよう準備に入った。市によると9月30日締め切りのプロジェクトに181人が応募、その寄附総額は251万5,000円だった。このほか市の今回のプロジェクト「AED設置で救える命」に共鳴した市外の複数企業から総額500万円以上の支援金が寄せられることが確実となり、600万円の目標額をクリアした。同プロジェクトを推進してきた真坂八重子・健康スポーツ部長は「皆様の温かい善意のお陰で目標額を突破することが出来た」と安堵の表情で感謝を述べていた。AED設置はここ2年の間に市が主催したスポーツ大会などに参加していた市民が急に体調を悪くしたものの、屋外に設置されていたAEDのお陰で大事に至らなかった事実を市が重視。万一の時、AEDで市民の命を守りたいと、地域社会の核ともいえる小中学校の屋外にAED設置の方針を立てた。ただ久喜市は現在、財政難のため費用ねん出をクラウドファンディングに頼った。

記事:農事新聞2024年11月1日号

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