12月2日から紙の健康保険証廃止
マイナ保険証“紐づけ完了”未だ6割
日本人に長い間、親しまれてきた紙の健康保険証の廃止・発行禁止が12月2日から始まる。この措置まで残り1カ月と迫ってきた中、本紙では久喜市に取材してマイナンバーカードにマイナ保険証を登録した、いわゆる〝紐づけ〟状況を調査した。その結果、紐づけが完了した人は6割しかなく、4割はマイナンバーカードを持っているもののマイナ保険証登録が未完了の状態だ。
最初にマイナンバーカードの8月末現在の取得状況は次の通り。
マイナンバーカード取得率は7割
久喜市は人口15万1,121人に対して11万 1,486人、率にして73.7%が取得していた。これらの基礎データーを基にマイナンバーカードにマイナ保険証を登録した〝紐づけ完了〟状況を調べてみた。その結果は次の通りだった。「久喜市」=国民健康保険利用者2万9,319人中、1万7,781人で60.6%、後期高齢者2万5,554人中、1万4,959人で58.5%。今後は〝紐づけ未完了〟の方々に、マイナンバーカードへの登録呼びかけを訴えるとしている。
ただし〝紐づけ未完了〟でも現在使用中の紙の健康保険証が12月2日からは一切使えないわけではないという。「今年8月に各世帯にお配りした新しい紙の保険証に明記されている有効期限(来年7月31日)までは紙の保険証は使えるので安心してほしい。今まで通り使えます」と力説する。また現在マイナンバーカードすら保有していない2割の人々にも「紙の健康保険証に書かれている有効期限までは紙保険証を使える」としている。
未登録者には資格確認書発行
このほかマイナンバーカード及びマイナ保険証の取得を何らかの理由で拒否している方々の扱いはどうなるのか。両市の担当者に取材してみると「その場合は『資格確認書』を発行するので従来通り医療機関にかかれる」と話す。
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