天皇陛下から紺綬褒章 -まちづくり貢献でフジハウジング

JR久喜駅東口のまちづくりに役立ててほしいと昨年11月に久喜市に1000万円を寄付した(株)フジハウジングに対して今上天皇は紺綬褒章を授与、9月27日に久喜市で伝達式が行われた。

伝達式にはフジハウジング社長・藤田田氏(30)が出席、久喜市長・梅田修一氏から褒状を受け取った。褒状には「日本国天皇は右を公益のため多額の私財を寄附したことについて表彰する 令和元年7月30日」と記されていた。
受章後、藤田社長は「天皇陛下から授与を頂けるなんて思ってもみなかった。それだけに本当に嬉しい。この受章を機に久喜市のまちづくりに貢献できる企業を目指したい」と抱負を語った。

紺綬褒章は公益のために私財(個人500万円以上、団体1000万円以上)を公共団体等に寄附したものの中から推薦を経て閣議で決定され発令する。合併後、久喜市で紺綬褒章を授与されたのはフジハウジングが3例目だが、梅田久喜市長は「まちづくりで1企業が紺綬褒章を受けたのはフジハウジングが初めて」と語る。

梅田市長によるとフジハウジングから頂いた1000万円を使って現在(1)JR久喜駅東口周辺の都市計画の変更の検討(2)駅前広場に隣接する中落堀川の活用の検討(3)都市計画道路久喜東口停車場線と圏央道との結節点にスマートインターチェンジを設置するための検討―――に着手していることを明らかにした。

記事:農時新聞 2019年10月28日号
写真提供:農時新聞

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