合併後の久喜市と加須市、その後の変化はどうなっているのでしょうか?

人口減少と少子高齢化顕著

合併直後と現在では人口などがどう変化したのか―――本誌では久喜市、加須市の全面的な協力を得て「今昔」を調査した(表参照)。
両市とも人口減少、少子高齢化の進行は著しかった。総人口でその変化をみると、久喜市は合併直後の15万人台をキープしているものの、1000人余り減少。加須市は4300人強も減少した。

人口構成を

(1)「年少人口(0~14歳)」
(2)「生産人口(15~64歳)」
(3)「高齢人口(65歳以上)」

で分けてみると、まさに両市とも現代日本の縮図通り、”少子高齢社会”が浮き彫りとなった。

久喜市は10年前に比べて、(1)年少人口が1.1ポイント1750人減少する半面、(3)高齢人口は8.8ポイント1万3000人余り増加した。この傾向は加須市も同様で、(1)年少人口は1.2ポイント2000人近く減少したが、(3)高齢人口は8.5ポイント8700人も増加している。

両市とも今後の市政運営面で少子高齢社会に対応した税金投入が喫緊の課題となったと言える。また歳入(市税)は人口が減少したのにも関わらず久喜市は14億円、加須市は1億円も増えていた。

記事:農時新聞 2019年8月1日号

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