みなさんは久喜市の吉羽公園(よしばこうえん)に行ったことがありますか?
住宅街の中にあり、遊具も広場も充実しているファミリーに人気の公園です。
春には桜が咲き、隠れお花見スポットとして有名ですが、私は訪れたことがありませんでした。
今回は実際に息子と訪れた体験をもとに、園内の様子やおすすめの持ち物をご紹介します。

吉羽公園はどこにある?

吉羽公園は、埼玉県久喜市吉羽にある公園です。
最寄駅はJR宇都宮線・東武伊勢崎線の「久喜駅」で、駅からは徒歩15分ほど。

車の場合は東北自動車道・久喜インターチェンジから約10分と近く、10台以上停められる駐車場もあるので週末のお出かけにもぴったりです。

桜が有名で、春にはお弁当を持ってお花見を楽しむ家族連れの姿も。
アクセスの良さと遊びやすさを兼ね備えた吉羽公園は、親子で気軽に訪れられるスポットとして地元で親しまれています。

園内の様子がコチラ

園内に入ると、まず目に入るのは直径3m以上もある大きな砂場。
きょうだいやお友だち、親子でも一緒に遊べる広さがあります。
砂場では息子と一緒にお山を作ったり、アイス屋さんごっこをしたりして楽しく遊びました。

ただ、この日は息子お気に入りのサンダルで訪れたのですが、途中からサンダルの中に砂を入れて遊び始めて大慌て!
結局サンダル洗いを覚悟することに……。
やっぱり砂遊びや遊具で思いきり遊ぶなら、砂が入りにくく動きやすい運動靴で行くのが良いなと感じました。

園内にはスプリング遊具があちこちにあり、子どもたちが思い思いに楽しめる工夫がいっぱい。

ブランコは4人分あるので、きょうだいや友だち同士で順番をめぐってケンカする心配も少なく安心です。

ただし、持ち手がステンレス製のチェーンなので、夏場は熱くなる点には注意が必要。
これから暑さが落ち着いてくる季節には特におすすめです。

さらに、すべり台とトンネルが組み合わさった遊具もあります。
坂になったトンネルは少し急なので、小さなお子さんが遊ぶときはそばでサポートしてあげると安心です。

息子はこの坂をのぼるのが少し難しかったようで、「ママ、手伝って〜」と助けを求めてきました。
下から支えてあげようとしたら、「やっぱりもう大丈夫!」と一言。
親の出番は一瞬で終了しました。

そのほか、シーソーやターザンロープなど、親子で一緒に楽しめる遊具が充実しています。

砂場の近くには赤色が目を引くベンチがあります。
少し離れた場所には黄色や青色のベンチもあり、カラフルで目立つため「ここに座っているよ」とお子さんに伝えやすいのがうれしいポイントです。

そのほかにも園内の周囲にはナチュラルなデザインのベンチが多く設置されており、木陰やあずまや内にベンチもあるので、休憩や子どもの見守りにとても便利です。

さらにあずまやの裏には手洗い場も設けられていて、遊んだあと手を洗いたいときにすぐ使えます。
蛇口は手を離すと自動で水が止まる仕組みになっているため、水の出しっぱなしを防げて安心。
子どものいたずら防止にもつながります。

おすすめの持ち物リスト

実際に吉羽公園を訪れて「持っていくと安心かつより楽しくなるだろうな」と感じた持ち物をご紹介します。

  • ボール(幼児用やわらかいボール)
  • 石鹸
  • 砂遊びグッズ
  • 運動靴

園内中央には遊具のない広めの広場があり、ボール遊びにぴったり。

また、シャボン玉やバドミントンなど軽く体を動かせるおもちゃを持っていくと、さらに楽しみ方が広がります。
自転車にのる練習をしたいお子さんがいるご家庭にもおすすめです。

また、トイレや手洗い場には石鹸が置かれていないので、砂遊びの後のために石鹸を持参すると安心。

大きな砂場があるので、砂遊びグッズがあると子どもたちがより楽しく遊べます。

遊具は体をたくさん使うものが多いため、動きやすい運動靴で訪れるのがベスト。
サンダルだと砂が入り込みやすく、思うように遊べないこともあるので注意が必要です。

吉羽公園に行ってみよう!

今回吉羽公園を訪れてみて、園内の広さと遊具の豊富さに驚かされました。

持ち物を少し工夫すれば、親子で一日中過ごしながら安心して遊ぶことができます。
次回訪れる際には、おもちゃを持参したり動きやすい運動靴を履いていったりして、もっと快適に楽しみたいと思います。

夏が終わりに近づき、暑さも落ち着いてくるこれからの季節は、お外遊びやお散歩をするのにぴったりのタイミング。
ぜひご家族で吉羽公園に足を運んでみてください。

吉羽公園
住所:埼玉県久喜市吉羽1丁目30番地
アクセス:JR宇都宮線・東武伊勢崎線「久喜駅」から車で約5分
駐車場:12台(8:30-20:00で駐車可)

2023年には久喜青年会議所がリフレッシュ作戦展開!吉羽公園に親子130名が参加し大好評!

ペンキでベンチや東屋を一新

農時新聞 久喜青年会議所が主催 吉羽公園に親子130名が参加すまいの相談窓口info(久喜市の不動産会社フジハウジング)

殺風景だったトイレも見違えるほど華やかに

一般社団法人久喜青年会議所がこのほど吉羽公園で初の試みとして「公園改造計画~笑顔あふれる#元気プロジェクト」事業を実施、参加者約130名から大好評を得た。公園内にあるベンチや東屋などを小学生がペンキを塗って一新したほか、トイレ外壁は親子共同で小鳥や花などをモチーフにした”アートデザイン”で作品を描くなどした結果、殺風景だった公園は見違えるほど華やかに変身した。

この企画を考えたのは同会議所ブランディング委員会11名のメンバーたち。町田大樹・委員長(31)によると、柳澤弘利・理事長(37)から昨年「青年会議所の知名度を上げる企画を考えてほしい」とミッションを受けた。そこでメンバー全員でイベント案を練ったが「若者をターゲットにすれば高齢者はそっぽを向くし、その逆なら今度は若者が…」と、決め手に欠く”帯に短し、襷に長し”の連続だった。

そんな中、3か月に及ぶ議論の末、日比谷公園など日本各地の名だたる公園を設計した”公園の父”本多静六氏が久喜市出身であることに気づき、市民の憩の場であり、コミュニティの場所でもある公園に焦点を当てたイベントなら老若男女の誰もが参加しやすいし、オリジナリティも高い、これなら所期の目的も達成できると衆議一決となった。

農時新聞 久喜青年会議所が主催 吉羽公園に親子130名が参加すまいの相談窓口info(久喜市の不動産会社フジハウジング)
久喜青年会議所の柳澤理事長(左)町田ブランディング委員長(右)

ターゲットは日頃公園を利用する親子に絞り、市内全21小学校の全学年全学級にイベントへの協力、参加依頼チラシを7000枚配布したほか、SNS全盛の世の中を反映して「#」付でイベント周知を拡散した。

その結果、同会議所の予想をはるかに超え、イベント当日は午前の部、午後の部を合わせて青毛小、本町小などに通う学童とその親など約130名が参加、大成功を博した。

参加した子どもからは「ペンキが塗れて嬉しい、楽しい、面白い」---この喜びの声に尽きた。

一方、大人からはこの参加型イベント企画を称賛する声が挙がった。「貴重な体験ができるし自分たちの手で公園の遊具などをきれいにしたという達成感は味わえるし、主催者も参加者の皆がWIN-WINの関係だ。粋で斬新なアイディアだと思う。今までにない素晴らしい企画だと思う」との声で溢れていた。

総予算30万円で成功を収めたこの企画にミッションを命じた柳澤弘利・理事長は「ブランディング委員会は凄いことをやり遂げた」と破顔一笑だった。

有難いことです 久喜市が感謝

久喜市は市民と青年会議所が自主的に市立公園をリフレッシュした取り組みに対し小島靖之・久喜市公園緑地課長は「大変ありがたい」と感謝。そのうえで「市には予算がたっぷりあるわけではないので活動への補助制度がない。青年会議所が引き続きこういう活動をやっていただけるとありがたい」と語る。

とこで同会議所が目的とした知名度アップだが、1回だけで達成するほど世の中は甘くない。ローマは1日してならず、継続は力だ。このイベントは参加者も主催者もWIN‐WINの関係になるだけに、急がば回れだ。今後もイベントの続行を期待したい。

記事:農時新聞 2023年5月20日号
写真提供:農時新聞