久喜の代表的な農産物に梨があります。収穫量、栽培面積などで県内トップクラスの久喜の梨。夏になると久喜では梨があちこちの農家で売られるようになります。

ジューシーでみずみずしく甘い梨は、一口食べると夏を感じることができます。わたしも大好きなくだもののひとつです。

今回はそんな梨を栽培している農家「渡邉梨園」さんにおじゃましてきました!

100年以上の歴史ある梨農園

道路に面した入口には、看板や旗があり、おいしい梨が買えそうな予感…!

こちらの渡邉梨園さんは100年以上の歴史があり、久喜市最大の1.5haもある大規模梨園で梨を栽培しているそうです。広大な敷地の梨園では1年をかけて丹精こめて梨を育てています。

渡邉梨園がある上清久地域は、沖積土壌という栄養がたくさんふくまれている恵まれている土地なんだそう。そんな土地でつくられた梨だから甘くておいしいのですね。

梨農家の作業は収穫だけではありません。4月に交配作業、5月に摘果作業、6月に新梢管理、7月に最終摘果とたくさんの段階を経て8月〜10月に収穫を迎えるそうです。

収穫まで農家さんの手間暇かけた作業がおこなわれることでおいしい梨が食べられるのです。

現在は1.5haある農地も以前は90aほどだったそうで、2016年から面積の事業拡大をし「甘太」や「彩玉」などの新しい品種にも挑戦し、農地を拡大していったそうです。

100年続く農家でも新しい取り組みをされていてどんどん発展している様子がうかがえます。今後の渡邉梨園の発展にも注目したいですね!

直売所ではずっしりとおいしそうな梨が!

直売所におじゃまするとたくさんの梨が並んでいました。

今回おじゃましたのが8月下旬だったので、埼玉県のオリジナル品種「彩玉」という品種が多く並んでいました。一つ一つが大きくてずっしりとした梨でとてもおいしそう!!

そのほかにも渡邉農園さんでは幸水、豊水、あきづき、甘太、新高、新興などのさまざまな種類の梨を取り扱っており、7月下旬から10月中旬ごろまでいろいろな種類の梨を楽しむことができます。

また、渡邉梨園さんでは梨の季節が終わっても「焼き芋」や「お米」などの事業もされているそうで、一年を通して農作物が楽しめます。

特に焼き芋は2022年からサツマイモ定植をはじめ、今後も栽培面積が増えていくそう。また、冬になると久喜市初となる壺焼き芋を販売しているとのこと。壺で焼き上げる焼き芋は想像するだけでとってもおいしそうですよね。寒くなってきたら焼き芋も買いに行ってみたいと思います♪

みずみずしく甘い梨をいただきます!

さっそく購入してきた梨をいただいてみたいと思います。

今回は袋入りの梨を購入してきました!
一袋には4~5個ほどの梨がはいっており、どれも朝採れたての新鮮な梨だそうです。やっぱりくだものは新鮮なものがおいしいですよね。手にとってみると、一つ一つが大きくしっかり重さがあります。

こちらは「彩玉」という品種で埼玉県のオリジナル商品です。彩玉は県農林総合研究センター園芸研究所(現:埼玉県農業技術研究センター久喜試験場)で育成された品種で生産は埼玉県内に限定されています。

一つの玉の大きさが大きいことと糖度13度~14度という甘さやジューシーさが特徴の梨だそうです。埼玉でしか購入できない梨ということでどんな味なのか、期待が高まります…!

実際にいただいてみると、シャリシャリした食感とさっぱりとした甘さがとてもおいしかったです!一袋に5個ほど入っていましたがあっという間になくなってしまいました。埼玉県で梨を買うならぜひ一度は試していただきたいです。

また、彩玉以外の他の品種も順番に出てくるので、いろいろな品種を食べ比べるのも楽しそうですね!

今回は夏のくだもの梨の農家「渡邉梨園」さんをご紹介しました!農家さんが丹精こめて作ったくだものはやっぱりおいしいですね。埼玉県のオリジナル品種も購入できるので、お近くに来た際にはぜひ一度立ち寄ってみてくださいね!

渡邉梨園 
住所:埼玉県久喜市上清久80
TEL:0480-23-5371
アクセス:東北自動車道下り久喜IC降りて1.2㎞
営業時間:13:00~17:00 3月~7月は休業(梨の収穫などによって営業日時の変更の可能性があるため詳しくはHPやSNSを参照ください)