今回ご紹介するのは、地域に根差した老舗の家具屋さんです。
そのお店は東武家具。

店内にはたくさんの家具が並んでおり、何時間いても飽きないほど素晴らしいです。
毎年開かれているお祭りにも欠かせない存在で、地元民が集う拠点にもなっているんですよ。

1度見たら忘れられない!?大きな看板が目印です

久喜駅から歩いて約14分。
東武家具は大きな道路に面しています。

大きくてよく目立つ黄色の看板が目印で、遠くからでもすぐに見つかります。
ドラム缶がくっついているような、特徴的なフォルムが印象的です。

店の向かいには駐車場があるので、車で行くのもおすすめですよ。

お店に足を踏み入れてみると、まさに“地元に根付いた家具屋さん”といった雰囲気。
思わず自宅に置きたくなる家具が、店内いっぱいに陳列されています。

食器棚やテレビ台、ソファ、ベッドなど。

一般的な家庭で使えるものが数多く取り揃えられている印象です。
似ている形の家具でも少しずつ色合いが異なるものもあり、じっくり選びたくなります。

たくさんの種類の家具が整然と並べられている様子は圧巻で、何時間でも過ごせてしまいそうなワクワク感が味わえます。
これらの家具は一般のお客さん向けに小売りもやっていますが、実はほとんどが諸官庁向けの販売だそう。

今目の前にある家具が、霞ヶ関まで運ばれたりするのでしょうか…?

ちょっとドキドキしてしまいます。

天井より低い位置にかけられている木の格子は、一般家庭の天井の高さに合わせて取り付けられているんだとか。

実際に家具を家に搬入したあとのイメージがわきやすいように、というオーナーさんのお心遣いがうれしいですよね♪

久喜提灯祭りにも欠かせない存在♪

東武家具は、久喜エリアのなかでも古くからある老舗です。

長年にわたって、お店は地元の方々の拠点になっているそう。

取材にお邪魔した日はちょうど「久喜提燈祭り」が開催されている時期だったのですが、このお祭りとも関わりがあるのだと教えてもらいました。

久喜提灯祭りは毎年7月12日・18日におこなわれるお祭りで、200年以上の歴史を誇っています。
関東一ともいわれる山車が見事なんですよ♪

オーナーさんのお話によると、開催日に曜日は関係なく、縁起がいいとされるこの2日間に毎年決まっておこなわれているそうです。

そして、東武家具の店先に置かれていたスサノオノミコトは、このお祭り期間だけ登場します。
お祭りの当日には、こちらのスサノオノミコトが屋台に乗るそうです!

地域に根ざしたお店だからこそ、こんなに大事なものが置かれるほどの重要な拠点となっているんですね。
スサノオノミコトのほかにも、店内にはお祭りや地域のことが分かるオブジェが置かれています。

こちらはお祭りで実際に使われている提燈山車のオブジェ。
1つの山車に、なんと400から450個ほどの提灯がついているそうですよ!

一体何kgあるんでしょうか…。とても1人では持ち上げられなさそうです。

そして、こんなに大きくて立派な山車が、久喜エリアには全部で6台ほどあるんだとか。

お祭りの当日はこちらのQRコードを読み込むことで、山車が今どこを走っているかが分かるようになっているそうです。

伝統的なお祭りと最新のIT技術、新旧の文化が見事に融合していますね。

もっと久喜を楽しみつくしたい方は、ぜひ訪れてみて

東武家具のオーナーさんは、御年88歳。

学生のころは戦時中で、勉強をする余裕がなかったそうです。
それでも都心に出て、昼間は働き夜間に勉強するという生活を送っているうちに、たまたまアルバイトで入った家具屋さんで家具に魅了されたんだとか。

この出来事がきっかけで、家具屋の道に進まれたそうです。

地元民の生活から歴史あるお祭りまで、あらゆる方面から久喜のことを支えている東武家具。

お祭りのシーズンには、地元の有力者たちがお店に集うそうですよ。

家具の買い替えを検討している方、今よりもっと久喜を楽しみつくしたい方は、ぜひ東武家具を訪れてみてくださいね!

東武家具
住所:埼玉県久喜市本町6-1-4
アクセス:JR東北本線・東武伊勢崎線「久喜駅」から徒歩約14分
営業時間: 8:00-19:00
電話:0480-22-1231
定休日:月曜日