突然ですが、みなさんは「パーキングエリア」と聞くとどんなイメージを持ちますか?
高速道路でトイレ休憩をする場所、長距離ドライブの途中でちょっと立ち寄るところ……。そんなふうに思っていませんか?
実は久喜市には、高速道路を使わなくても一般道からふらっと遊びに行けるパーキングエリアがあるんです。それが今回ご紹介する「菖蒲パーキングエリア」。

「えっ、高速に乗らなくてもパーキングエリアに入れるの?」と驚かれる方も多いかもしれません。私も最初はそうでした。
でも実際に訪れてみると、新鮮な産直野菜が並ぶ「野菜市」、川越の人気ラーメン店がプロデュースする本格ラーメン、埼玉各地のご当地グルメやお土産がずらり……。
パーキングエリアとは思えないほど充実した空間が広がっていて、すっかり楽しんでしまいました。
2015年のオープンから今年で10周年を迎えた菖蒲PA。週末のちょっとしたお出かけ先として、家族で楽しめる穴場スポットなんです。今回は実際に足を運んでみて感じた魅力を、たっぷりお伝えしていきますね。
菖蒲パーキングエリアは一般道からも入れる!
菖蒲パーキングエリアは、圏央道の白岡菖蒲インターチェンジと桶川北本インターチェンジの間に位置しています。
ここの大きな特徴は、内回り・外回りの両方向から利用できる「集約型」のパーキングエリアだということ。どちらの方面から来ても同じ施設を利用できるので、待ち合わせにも便利。

そしてもうひとつの特徴が、高速道路を利用しなくても一般道から入れる「ぷらっとパーク」の存在。正式には「ウォークインゲート」と呼ばれる一般道用の出入口が設けられていて、地元の方でも気軽に立ち寄ることができます。

ぷらっとパーク用の駐車場は台数が限られているため、週末や連休は混雑することも。時間に余裕を持って訪れるのがおすすめですね。営業時間は7:00〜21:00となっており、早朝や深夜は閉まっているのでご注意ください。
フードコートで味わう埼玉のご当地グルメ
菖蒲PAに来たら、ぜひ立ち寄ってほしいのがフードコート。
建物の中に入ると、天井には菖蒲の花をイメージしたと思われるステキな照明が並び、木目調の温かみある空間が広がっていました。
席数は約125席あり、テーブル席もカウンター席も用意されているので、ひとりでもグループでも利用しやすい雰囲気です。

フードコート内には「ガンジャラーメン」と「菖蒲のごはん屋さん」の2店舗が並んでいます。
ガンジャラーメンは、川越で行列ができる人気つけ麺店「頑者(がんじゃ)」がプロデュースしたお店。本店ではつけ麺がメインですが、菖蒲PAではラーメンを提供しています。
看板メニューの「ガンジャラーメン」は、背脂が浮かぶ豚骨醤油スープに自家製の細麺がよく絡む一杯。見た目はこってりしていても、実際に食べてみると意外とあっさりしていて、多くの方に食べやすい味わいです。

隣の「菖蒲のごはん屋さん」では、埼玉名物のわらじカツ丼や、地元・田中製麺の釜揚げうどん、三元豚カツカレーなど、ボリューム満点のメニューが揃っています。

注文は食券制で、券売機は両店舗共通。現金のほか、nanacoや交通系ICカードなどの電子マネーも使えるのがうれしいポイント。
食券を渡すと呼び出しブザーを受け取り、音が鳴ったら取りに行くスタイルなので、小さな子ども連れでも席でゆっくり待っていられますね。
イロドリカフェでひと休み
フードコートでしっかり食事をするほどではないけれど、ちょっと一息つきたい……。そんなときにぴったりなのが「旅のイロドリカフェ」。
建物の外にあるテイクアウト専門のカフェで、埼玉のご当地グルメや軽食を手軽に楽しめます。

メニューを見てみると、埼玉県行田市発祥の「ゼリーフライ」や「行田フライ」といったB級グルメが並んでいました。
ゼリーフライとは、おからとじゃがいもを混ぜて揚げた衣なしのコロッケのようなもの。「ゼリー」という名前ですが、お菓子ではなく小判型の形が「銭」に似ていることから「ぜにフライ」が訛ったものなんだとか。
初めて見る方は「これ何だろう?」と気になるはずです。

ドリンクメニューも充実しています。
埼玉県産の狭山茶や狭山紅茶、狭山ほうじ茶といった地元のお茶が150円〜180円とお手頃価格。コーヒー好きの方には、埼玉の珈琲専門店のブレンドコーヒー(220円)もおすすめ。私はアイスブレンドコーヒーを注文してみましたが、ドライブの疲れがすっと癒される味わいでした。

ソフトクリームやホットスナックもあるので、子どもたちのおやつにもぴったり。屋外にはテラス席も用意されているので、天気のいい日は外で休憩するのも気持ちよさそうです。
産直野菜とお土産も見逃せない!
菖蒲PAを訪れて驚いたのが、産直野菜の充実ぶり。建物の入口付近では「野菜市」が開催されていて、新鮮な野菜や果物がずらりと並んでいました。

この日は埼玉県深谷市産の深谷ねぎ、みちのく大根、山形県産の庄内柿やサンふじりんごなど、季節の農産物がたくさん。スーパーではなかなか見かけない珍しい野菜もあって、思わずあれこれ手に取ってしまいました。

野菜市のすぐ隣には「焼ポン」の屋台も出ていました。

焼ポンとは、専用の機械で焼き上げた焼き栗のこと。ホクホクで甘い栗は、秋から冬にかけてのドライブのお供にぴったりですね。
建物の中に入ると、お土産コーナーも見ごたえ十分。

圏央道がつなぐ各高速道路沿線のお土産が集まっていて、佐野ラーメンや喜多方ラーメン、郡山ブラックラーメンなど、北関東から東北にかけての人気商品が並んでいます。
個人的に気になったのが「できたてポテトチップス」。

菊水堂という埼玉のメーカーが製造当日に出荷しているというこだわりの商品で、賞味期限はなんと14日間。一般的なポテトチップスとは違う、じゃがいも本来の味わいが楽しめるそうです。
ほかにも、埼玉県内の養蜂場のはちみつと牧場の牛乳を使った「COW&BEE」というミルクフィナンシェも発見。こちらは菖蒲PAの限定商品とのことで、お土産にもぴったりですね。

今回は、久喜市にある菖蒲パーキングエリアをご紹介しました。
高速道路を使わなくても一般道から気軽に立ち寄れる菖蒲PA。フードコートでは川越の人気店がプロデュースする本格ラーメンや埼玉名物のわらじカツ丼が味わえて、イロドリカフェでは埼玉のB級グルメやご当地ドリンクをテイクアウトで楽しめます。産直野菜やこだわりのお土産も充実していて、ちょっとしたお出かけ先としても十分楽しめるスポットでした。
2025年で10周年を迎えた菖蒲PA。週末のドライブや、家族でのお出かけ先に迷ったら、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと「パーキングエリアってこんなに楽しいんだ!」と新しい発見があるはずですよ。
菖蒲パーキングエリア(菖蒲PA)
住所:埼玉県久喜市菖蒲町下栢間859-3
アクセス:圏央道 白岡菖蒲IC〜桶川北本IC間 / 一般道からは「ぷらっとパーク」駐車場利用可(駐車台数限定)
営業時間:7:00-21:00(店舗により異なる)
定休日:無し
駐車場:大型 52台 / 小型 86台(高速道路側)

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