今回は、久喜市本町にある「ケーキの店モニカ」に行ってきました。

久喜駅からは、歩いて約20分。国道146号線沿いにあり、駅からはほぼ一本道でたどり着けます。バスを利用する場合は久喜駅西口から市内バス『本町六丁目』で下車してすぐ。

4台分の駐車場があるため、車でもお買い物帰りに立ち寄りやすいですよ。看板とともに、洋風の立派な建物が建っているので見つけやすいでしょう。

豊富な品ぞろえ「ケーキの店モニカ」

クリーム色の建物はドイツ風建築。ファンシーで目を引きます。お店の前も植木があったり、レンガの床になっていたりと、ステキな雰囲気です。

店内に入るとあま~い香りがただよい、食欲が刺激されました。大きなショーケースにはいろどり豊かなケーキがずらりと並んでいて、思わずテンションアップ!ケーキだけでなく、クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子もありました。

おどろいたのは、パンがあったこと。ケーキ屋さんでパンが売っているのは、なかなかめずらしいのではないでしょうか。

純生クリームが使用されたパンは、ケーキ屋さんならでは。

『ちょうちんサブレ』という久喜市の銘菓もありました。久喜市の提燈(ちょうちん)祭り「天王様」が由来のお菓子で、久喜市推奨品にもなっているよう。おみやげにもぴったりです。

なかには『久喜のクッキーズ』という、ちょっとクスッとしちゃうネーミングのクッキーも。2枚入りから売られているので、プチギフトにすると話が弾みそうです!

『キャラクターケーキ』や『ウェディングケーキ』もオーダーできる様子。家族のお祝い事にもいいですね。

店主のこだわりが詰まったスイーツ

店主は地産地消にこだわり、材料はできるだけ埼玉県産のものを使っているそうです。

そのこだわりが評価され、埼玉県農産物サポート店の認証をもらっているのだとか。さらに『久喜スイーツグランプリ』で優勝した実績もあり、地元の名店として知られています。

お客さんに気さくに話しかけていた店主。東京都板橋区生まれで転々と居住地を移したのち、埼玉県行田(ぎょうだ)市に住んだときに、洋菓子店で働き始めたそうです。

その後、ドイツのデュッセルドルフで2年、アメリカのシカゴで1年修行されたんだとか。帰国後の1994年、モニカをオープンしました。この地に店を構えてなんと30年も経つそうです。

店名はドイツの修行先での同僚の名前からとり、お店の作りもドイツをイメージしているとのこと。おしゃれさがありつつ、温かみが感じられるお店です。

お店のモットーは「お子様からお年寄りまで愛されるお菓子作り」。

ベイクドチーズタルトにのっているブルーベリーは、店主が育てたものだそうです。レアチーズの部分は砂糖不使用ではちみつ、レモン、生クリーム、クリームチーズが使われています。

モニカでは地域の特産品だけではなく、地元の農家さんが廃棄してしまう規格外のフルーツを引き取り、加工しているとのこと。フードロスにも貢献しています。

店主は現在、農業の学校にも通い、そこで梨を育てているとおっしゃっていました。土づくりによって農薬を減らす工夫もされているそうです。

一部の商品には、オーダーメイドで育てられた赤い黄身の卵を使用するなど、とにかくこだわりがたくさん。

抹茶のタルトには埼玉県狭山市産のお茶、メロンのケーキには茨城県産のメロンが使用されています。これも、なるべく近隣の食材を使うことを心がけている証です。

おすすめのメロンケーキ

今回はメロンのケーキを注文。

一口食べると、フレッシュなメロンの甘さと香りが口いっぱいに広がりました。ジューシーでフルーティーな贅沢な味わい。

クッキーとサブレも買って帰ったので、ゆっくりいただく予定です。

みなさんも、ぜひモニカでこだわりの味を堪能してください。お店の温かい雰囲気と、美味しいスイーツが、きっとステキな時間をもたらしてくれるでしょう。

ケーキの店モニカ
住所:埼玉県久喜市本町6-12-20
アクセス:JR「久喜駅」から徒歩約21分
     東武鉄道「久喜駅」から徒歩約21分
TEL:0480-21-8222
営業時間:9:30-20:00
定休日:年中無休