埼玉県内で「こだわりのコーヒー豆専門店」をお探しではありませんか?
今回ご紹介するのは、久喜市の閑静な住宅街に佇む自家焙煎の珈琲豆専門店「豆屋」。昭和63年(1988年)の開店以来、地元の珈琲好きに愛され続けてきたお店なんです。
店内に一歩足を踏み入れた瞬間、ふわっと広がる焙煎珈琲の芳醇な香り。「ここだ!」と確信しました。今回は実際に豆を購入してきたので、その魅力をたっぷりお伝えしますね。

住宅街に佇む、どこか懐かしい外観
豆屋があるのは、久喜市青毛エリアの静かな住宅街。幸手駅から徒歩約15分、バス停「青毛二丁目」からなら徒歩2分ほどの場所にあります。

クリーム色の壁にダークブラウンの木組みが映える、洋風の建物が目印。「コーヒー豆の店」と書かれたえんじ色ののぼりが風に揺れていて、遠くからでもすぐに見つけられました。
入り口に近づくと、ウッドデッキに並ぶ植木鉢やレトロなランプが出迎えてくれます。まるでヨーロッパの小さな雑貨店のような、ほっこりとした雰囲気が漂っていました。
まるで宝箱!珈琲豆がずらりと並ぶ店内
扉を開けた瞬間、焙煎されたばかりの珈琲の香りがふわっと鼻をくすぐります。この香り、珈琲好きにはたまりませんよね。
店内には、ガラス瓶に入った珈琲豆がずらりと並んでいて、その光景は圧巻のひとこと。ブラジル、コロンビア、エチオピアなどの定番から、トラジャやマンデリンといった希少な銘柄まで、種類の豊富さに目移りしてしまいます。

棚の上にはかわいい置物やアンティーク調の小物が飾られていて、まるで宝箱を眺めているような気分に。天井から吊り下げられた車輪型のシャンデリアも、レトロな雰囲気を醸し出していました。
奥には小さなイートインスペースもあり、訪問する曜日によっては珈琲のサービスも味わうことができるんですよ。
炭火直火焙煎とハンドピック。豆屋のこだわりとは
豆屋の珈琲がおいしい理由、気になりませんか?お店でいただいたチラシに、その秘密が書かれていました。

まず特筆すべきは「炭火による直火焙煎」。大手メーカーのガス焙煎では発生しない遠赤外線のチカラによって、豆を芯からじっくり煎りあげているそう。表面だけ焼けて芯は生のままという煎りムラが、ほとんどないのだとか。
さらに驚いたのが「ハンドピック」へのこだわり。入荷した豆はすべて手作業で選別し、良質の豆だけを厳選しているんです。大手メーカーでは焙煎から出荷まで全自動化されていることが多いですが、豆屋では一粒一粒を職人の目で確認。この手間が、雑味のないクリアな味わいを生み出しているんですね。
「煎りたての豆を新鮮なうちに」という精神は、昭和63年の開店以来、変わらず守り続けてきた基本姿勢。この道40年の焙煎職人の技が、一杯一杯に込められています。
待ち時間のおもてなし、珈琲のサービス

豆屋では、珈琲豆を購入すると焙煎したての豆を用意してくれます。火曜日と水曜日はその待ち時間に、なんと好きな珈琲を一杯サービスしていただけるんです。この心遣い、うれしいですよね。
実際にいただいたのは「御珈琲」で、すっきりとした飲みやすさが印象的でした。苦みが強すぎることもなく、酸味もほどよいバランス。添えられたスペキュロスというビスケットとの相性も抜群。
お店の方との会話を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力のひとつ。珈琲豆の選び方や淹れ方のコツなど、気軽に相談できる雰囲気がありました。
今回購入した2種類の珈琲豆
今回私が選んだのは「トラジャ」と「御珈琲」の2種類、それぞれ200gずつ。
トラジャはインドネシア・スラウェシ島で栽培される希少な豆。深いコクと芳醇な香りが特徴で、一口飲むとその奥行きのある味わいに引き込まれます。

御珈琲は、お店オリジナルのブレンド。店頭で試飲させてもらったときの印象どおり、クセがなく万人受けする味わいで、毎日飲んでも飽きのこない一杯に仕上がっています。
購入した豆は茶色い紙袋に入れてもらえます。袋には「豆屋 Since 1988」のロゴが入っていて、手土産にしても喜ばれそうですね。
お店直伝!珈琲のおいしい淹れ方

豆と一緒にいただいたのが、手書きの「コーヒーをおいしく入れるために」というメモ。
豆屋の珈琲豆は、他店のものより少なめの粉量がおすすめとのこと。1人分(120cc)で10gのメジャースプーン8分目(約8g)が目安だそう。3人分なら20g、5人分でも30gで十分なんですって。
「この量はあくまで目安です。お好みで変えても構いません。お気に入りの味をさがしましょう!」というメッセージも添えられていました。こうした丁寧な気遣いがうれしいですよね。
自宅で淹れてみると、教えていただいた分量でちょうどよい濃さに。香り高く、雑味のないクリアな味わいを楽しめました。
埼玉でコーヒー豆専門店をお探しなら久喜「豆屋」へ
昭和63年の開店から35年以上、久喜の地で珈琲文化を守り続けてきた「豆屋」。炭火直火焙煎とハンドピックにこだわった自家焙煎ならではの新鮮な香りと味わいは、一度体験したらやみつきになること間違いなしではないでしょうか。
豊富な種類の中から好みの豆を選び、お店の方との会話を楽しみながら珈琲を味わう。そんなぜいたくな時間を過ごせるのが、このお店の魅力だと感じました。
埼玉県内で本格的なコーヒー豆専門店をお探しの方、珈琲好きの方はもちろん、「自宅でおいしい珈琲を淹れてみたい」という方にもおすすめ。久喜エリアにお立ち寄りの際は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

豆屋
住所:埼玉県久喜市青毛2-11-8
アクセス:東武伊勢崎線「幸手駅」から徒歩約15分、バス停「青毛二丁目」から徒歩約2分
TEL:0480-23-3902
営業時間:11:00-20:00
定休日:月曜日・木曜日・金曜日
駐車場:2台
