今回は久喜駅東口から歩いて約15分の距離にある2階建ての大きな市立図書館、「久喜市立中央図書館」の魅力をご紹介します。

※本記事に掲載されている情報は、2024年12月取材時点での情報です。より詳細な内容を知りたい方は、久喜市立中央図書館(0480-21-0114)へお問い合わせください。

久喜市立中央図書館は、どんな図書館?

久喜市には、菖蒲図書館、栗橋文化会館図書室、鷲宮図書館、そして今回ご紹介する「中央図書館」の、4館の市立図書館があります。中央図書館は、4館の中で最も規模が大きく、中心的役割を担っている図書館です。

単に本を貸し出す場所という枠を超え、久喜市民の知的探求心を刺激し豊かな読書体験を提供する、活気あふれる文化拠点です。蔵書数も豊富で、人気の絵本や児童書、小説、歴史、科学、芸術、マンガなど、幅広いジャンルの本を取り揃えています。

久喜市立中央図書館の歴史

久喜市立中央図書館が開館したのは1987年で、2010年(平成22年)に近隣の市町村と合併するまで、旧久喜市唯一の市立図書館でした。

市町村合併により、菖蒲図書館、栗橋文化会館図書室、鷲宮図書館も久喜市が運営する図書館となりましたが、2011年3月までは貸出カードに互換性がなかったそうです。

現在は、同じ貸出カードで久喜市立図書館のどの館でも本が借りられるようになり、本の返却についても、借りた館とは別の館で返却することができるようになったので、非常に便利になりました。

2024年12月時点では、久喜市立中央図書館をはじめとした久喜市内の図書館を利用できるのは、久喜市に在住・在勤・在学する人や、幸手市・北葛飾郡杉戸町・南埼玉郡宮代町・白岡市・蓮田市・桶川市・鴻巣市・加須市の在住者と定められています。

久喜市立中央図書館内のおすすめポイントを7つご紹介!

ここでは、私が特におすすめする中央図書館のおすすめポイントを7つ、ご紹介します。

その1:漫画好き必見!久喜市立中央図書館の「漫画コミック」コーナー

館内に入ると、まず目を引くのが漫画コーナー。

意外と知られていないのですが、実は図書館では漫画も取り揃えている場合が多く、ここ久喜市立中央図書館でも、専用のコーナーが設けられています。

私も図書館に通うようになる前は、図書館に漫画があることを知らなかったのですが、中央図書館で何気なく手に取った漫画が本当に面白くて!
それ以来、必ずチェックしているコーナーです。

その2:読書や勉強をしたいときは、中庭が見える「レファレンスコーナー」

取材時にお聞きしたところ、最近「レファレンスコーナー」を模様替えして、自習なども行えるスペースにしたそうです。

このエリアは図書館1階奥にあるのですが、大きな窓からは明るい光が差し込みます。中庭も見えるので、すがすがしい気持ちで作業に集中できそうです。

また、館内であれば貸出処理をしなくても本を読むことができるので、漫画コーナーの漫画を持ち込み、ここでゆっくり読むこともできます。私もたまにここで本を読むのですが、その時間が非常に贅沢に感じられ、とてもおすすめです。

その3:久喜市の郷土資料コーナー

久喜市に在住、もしくは通勤・通学していても、久喜市の歴史について触れる機会はそうそうないですよね。そんな方にぴったりなのが、久喜市の郷土資料コーナー。

このコーナーは、図書館2階に上がると右手にあります。最初は「郷土資料はどれも難しそう」と感じるかもしれませんが、とっつきやすい文献も多々あるので、児童・学生の調べ学習などにもってこいのコーナーです。

その4:一人で集中して勉強や調べ物をしたいときには「読書室」

自習などの作業ができるコーナーは、先述した「レファレンスコーナー」の他にもう一つ、「読書室」があります。この「読書室」は図書館2階奥にあり、学生の方が自習をしたり、調べ物をする際に使用できる部屋です。この「読書室」では、読書、自習、パソコンを利用した作業などをすることができます。

1階のレファレンスコーナーとは違い、机は両サイド共にしっかりと区切られているので、自分のスペースを確保して、集中して作業に取り組めるのがポイントです。

その日の気分や作業内容によって、「レファレンスコーナー」と「読書室」を使い分けるのもいいかもしれませんね。

その5:フリーコーナーでは、図書館内なのに飲食ができる!

一息つきたくなったらおすすめなのが、フリーコーナー。ここではなんと、図書館内なのに飲食ができるんです!もちろん常識の範囲内で、周囲に迷惑をかけないことが前提ですが、軽食を食べられるのは、ありがたいですよね。

その6:フリーコーナーの横には、ライトノベルが充実

中央図書館では、ライトノベルといわれる若者向けの小説なども多数取り揃えています。

なにも難しい本を読むことだけが読書ではありません。中高生向けの本もたくさんあるので、若い方はぜひこちらのコーナーも覗いてみてください。

その7:外の空気が吸いたくなったら中庭へ

中庭は、完全に建物で囲まれている造りになっているので、外なのにあまり車の音が聞こえず静かです。天気のいい日は、図書館の本を持ってこちらで読書をしてもいいそうなので、木漏れ日の下で知的好奇心を満たしてみてはどうでしょうか。

久喜市立中央図書館では、定期的にイベントも開催しています

中央図書館では、さまざまなイベントが催されています。取材した日も視聴覚室で、読み聞かせボランティアの方々に向けた講習会が行われていました。また、「映画会」といって、映画を上映してくれるイベントも開催されています。

こちらは、2024年12月のおはなし会の予定です。乳児・幼児・児童向けにそれぞれの月齢に合った内容で開催しています。

中央図書館をはじめとした久喜市内の市立図書館で開催されるイベントの詳細は、基本は市の広報などに掲載されています。

その中でも子ども向けのイベントに関しては、図書館が発行している「としょかんだより キッズ!」にも掲載されています。こちらは月に1回、発行されるそうです。

久喜市立中央図書館には駐車場はある?

寒い冬や暑い夏、本をたくさん借りるならなおのこと、図書館に車で行けるかどうかは気になりますよね!

久喜市立中央図書館では、駐車場を完備しています。駐車場は第1駐車場・第2駐車場とあり、どちらも比較的広いので、よほど混雑していない限りは、「停められない」ということはなさそうでした。

まとめ - 最近、読書してますか?

いかがでしたか?

今回は、久喜市にある文化拠点「久喜市立中央図書館」についてご紹介しました。

本記事では、私のおすすめコーナーを中心に紹介しましたが、みなさんもぜひ、中央図書館内のお気に入りのコーナーを見つけて、ステキな読書体験をしてください。

なお、久喜市にある市立図書館のうち、「栗橋文化会館図書室」について知りたい方は、 下記の記事からどうぞ。
https://re-fujita.jp/kuki-media/kurasi/kuki-kurihashibunkalibrary-20250718/


久喜市立中央図書館
住所:埼玉県久喜市吉羽1丁目40番地1
アクセス:JR宇都宮線(東北本線)久喜駅徒歩約15分
TEL:0480-21-0114
開館時間:9:00-19:30
休館日:毎月第3火曜日と毎月最後の金曜日
 年末年始(12月29日から1月4日まで)
 特別整理(年1回・6日以内)
駐車場の有無:有