黒い外観がお洒落な「らぁ蕎麦くろふね」に行ってきました。
『らぁ蕎麦』・・・なんとも新たな食の世界を予感させるネーミングです。
ラーメンなのか、蕎麦なのか? それともハイブリットなのか!?
今回は「らぁ蕎麦くろふね」をレポートします。

アクセス

「らぁ蕎麦くろふね」は、JR宇都宮線・東武鉄道「久喜駅」東口を降りてすぐの場所にあります。
2階建ての久喜駅から東口方面の階段を降り、バスロータリー沿いに数メートル歩いて左手、そこに ”らぁ蕎麦くろふね” が店を構えています。
お店の屋根部分には「すまいの相談窓口」の赤い看板があるので、一瞬不動産屋さん?と勘違いしそうですが、しっかりと大きな『くろふね』のれんや「冷たい蕎麦」「ふのり蕎麦」ののぼり旗が出ています。外観は黒いトーンで、都会的なお洒落な雰囲気です。お店の入口は『くろふね』のれんの右側です。

店内

店内はうなぎの寝床のような細長い間取りで、激せま!!
席はカウンター席のみです。
手前は立って食べるスタイルですが、その奥には椅子があって6名まで座って食事が出来るようになっています。
カウンター沿いに座ると背後は通路になるため、背中ごしにお客さんが移動するわけですが、ちょっと大柄な人が通るときには、座っている人と衣服が触れることも。
隣りの席との距離もギリギリ体が触れない程度の近さで、赤ちょうちんの飲み屋さんに近い、密着感があります。
この距離感、うっかりするとなにかドラマが生まれたりしそう。 (冗談ですよ♪)
肝心の注文は、入口にある券売機で食券を購入する方式です。
『激せま!』な店内ですので、出る人と入る人はお互い様の精神で、通路を譲り合いたいところですね。

図解!「激せまっ」らぁ蕎麦くろふねの店内です。
奥のほうの席まで行くと「これを見ると運気アップ」と、もっぱら噂のぺるりさん肖像画を見ることができます。(冗談ですよ♪ けれども、なかなか面白い表情です。ぜひご覧ください^^)。

メニュー

店頭のメニュー写真を見ると次のメニューが代表格でした。
・冷たい肉蕎麦(豚) 
・温かい肉蕎麦(鶏)
・もりそば
冷・温の温度帯で選ぶか、はたまた豚・鶏の肉の種類で選ぶか、ここは悩みどころです。
ちなみにこのほか、ごはんやトッピングの具の販売もありました。

今日は暑かったから、冷たい肉蕎麦(豚)に決まり!

この日の注文は10月末には珍しい、半袖日和の温かい陽気だったので「冷たい肉蕎麦(豚)」を選びました。
食券機で払い出されたチケットを、カウンターのお姉さんに渡すとお席やセルフのお水の案内をされ 席に着きます。奥の席から3席めまで席の後ろにフックがあり手荷物や上着などが掛けられます。
料理ができる間、店内に掲示された「食べ方」の作法を流し読みして待ちました。                   お茶かと思っていた備え付けのポットは、実際は「そば湯」だったとこの時に判明、やはりラーメンというより”蕎麦”に近い食べもののようです。
やがて料理ができたら、お待ちかね、冷たい肉蕎麦(豚)のおでましです!
まず驚いたのは、この山盛りの肉の量・・・!! どんぶりに目が釘付けです。
”かさ増し”の魔術?!と疑い、肉の裾野を箸で持ち上げるものの、これは・・・たしかに「肉」の山・・・、ネギ・ノリ・ゴマもたっぷりトッピングされています。
恐るべし「らぁ蕎麦くろふね」、果たして胃袋に収めきれるのか・・・?
そして、一口。
写真左のつけ汁に麺をつけて頂きます。                              麺は府海苔を練りこみ、コシがあり、のどごし豊かなふのり蕎麦。
醤油ベースのふくやかな香りがたつ蕎麦つゆで、まずはそのまま頂く、そのままでも充分旨い!!次にテーブルサービスの黒い瓶に入ったラー油をたっぷりと加えてみる。
きれいな赤色に気を取られながら口にすると、初っ端に、ラー油の鮮烈な辛みが広がり、そのあと蕎麦の風味がふわっと後を追いかけて抜けていきます。
むぅ、辛い。辛くて・・・旨い!!
ラー油+蕎麦、これって凄く合う!!
ラー油のつるりとした食感に、シャッキリしたネギとノリ・ゴマが加わって風味倍増です。

麺は、蕎麦の味わい・色合いでありながら、噛み心地はラーメン寄りでしょうか。
さて、冷たい肉蕎麦の正体は、写真のとおり「つけ麺」でした。
先にご紹介しましたが、つけ汁のお味はラー油の加わったピリ辛で、途中から添えられた生卵を加える・テーブルサービスの「あげ玉」をガッとぶっこむ等の味変で、絶妙な辛みにどんどん旨味が増していきます。
グイグイ箸がすすみ、気が付けばどんぶりは空っぽに。
つけ汁に、そば湯を足して「ふぅ。」と一息。
・・・結局、箸が止まらず、久しぶりにお腹いっぱい食べきってしまいました。
後に残る余韻は、すっきりした後味と、満腹で満足な幸福感です(^^。
食の細い方、女性なら「小」サイズがあるので、「小食なので」という方はぜひ「小」を選んでみてください。
成長期の男子学生さんや、ガッツリ食べたい派の方は、男女を問わず満足感のある通常サイズをまずは一杯!お勧めします。
大盛もありますが、もし食べ足りなかったときは、ごはんを買い足して、つけ汁+ご飯+あげ玉のミキシングで、お茶漬け的に食べつくすことができるので、1杯で最後の一滴まで美味しく楽しむことができますよ。

基本情報

らぁ蕎麦 くろふね
営業時間:
火・水・木・土 12:00~14:30 L.O 13:30
個室:なし
駐車場:なし
クレジットカード:不可                                     席数:6 (椅子席が埋まっている場合に立ち席でご案内もあります)
利用シーン:知人、友人

まとめ

らぁ蕎麦を食べたこの日は、夕飯時になっても全くお腹が空きませんでした。なのに、胃もたれしないのです。さらに夕方になると既に、もう一杯辛いやつを食べたい( ^ω^)・・・という早くも病みつきな症状が。。。
「お蕎麦はすぐにお腹が減る」という通説を覆す、らぁ蕎麦の実力を思い知った本日でした。
今回のセレクトは冷たい肉蕎麦(豚)だったので、次回はぜひ温かい肉蕎麦(鶏)を食べてみたいと思います。ラー油+蕎麦の温かい辛みが、どんな味わいなのか、今から楽しみです。
グループで行くと貸し切りになってしまいそうな、こじんまりとした店内なので、外に行列が並ぶことも必至ですが、そこは回転が速い麺類ですから、たいした待ち時間にはならないものと思えます。
ぜひ、数人の行列に怯えずに、ラー油+蕎麦の合わせ技「らぁ蕎麦」にチャレンジしてみてください。
辛みの苦手な方でも後味はスッキリ、卵+あげ玉で嘘みたいに辛みがマイルドな旨味になりますよ!