日本の放送の要 NHK菖蒲久喜ラジオ放送所
菖蒲町三箇と北中曽根地区との境目に、国内最大規模のラジオ放送施設であるNHK菖蒲久喜ラジオ放送所があります。広さ約31万4千㎡の敷地内には、NHKラジオ第1放送と第2放送の送信アンテナが立ち並び、周辺住民から「鉄塔」の愛称で親しまれています。これらのアンテナは、市内の構造物では最も高く、第1放送用が地上高245m、第2放送用が215mあります。東京都渋谷区のNHK放送センターから送られる放送信号を電波に変換して、第1放送は出力300kWで、第2放送は国内最大出力の500kWでラジオ放送を送信しています。関東・甲信越地方を中心に北は福島県から南は愛知県まで、全国約2,300万世帯の人々がこの放送所から送信される放送を聴くことができます。
令和7年は、日本で放送が始まって100年目の節目の年にあたります。大正14年(1925)に芝浦・愛宕山(東京都港区)で始まったラジオ放送は、放送地域拡大のため、現在の埼玉県川口市に放送所を移します。戦後、全世界的な放送局の増加による放送電波の混信が問題となり、送信出力の増大に対応したNHK菖蒲久喜ラジオ放送所が建設されました。昭和57年(1982)4月にNHKラジオ第1放送が、翌年3月にNHKラジオ第2放送がこの放送所へ移転し、40年以上にわたり、ラジオ放送を送信し続けてきました。
放送所の敷地内には、ラジオ放送設備のほか、テレビ放送用の地上波放送や衛星放送の中継基地設備もあり、日本のラジオ・テレビ放送にとって重要な施設です。このような放送所が立地する久喜市は、日本の放送100年の歴史の中で重要な役割を担ってきた地域といえます。
久喜市立郷土資料館では、令和7年10月11日㈯から令和8年2月1日㈰まで、NHK菖蒲久喜ラジオ放送所や昭和時代のラジオ・テレビ放送に関する資料を展示した第15回特別展「昭和100年・放送100年記念 昭和ラジオテレビ物語〜「鉄塔」のあるまち久喜〜」を開催します。
出典
出典・リンク:広報くき 令和7年10月号 P20-21

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