「吉羽天神社の獅子舞」
7月になると、市内では、久喜提燈祭り「天王様」をはじめとする山車行事や神楽など、さまざまな伝統芸能が開催されます。中でも、獅子舞は、疫病退散・厄除け祈願のほか、雨乞い、五穀豊穣への祈願などを目的に、現在、7地区の獅子舞が伝えられています。
久喜地区では、「除堀」「古久喜」「吉羽天神社」の獅子舞があり、今回は吉羽天神社の獅子舞を紹介します。
吉羽天神社の獅子舞は、毎年7月25日の直前の日曜日に例大祭として、奉納される獅子舞です。
令和6年は、7月21日に開催され、当日は地元の方をはじめ多くの方が獅子舞を見に来られました。
天神社の獅子舞は、言い伝えによると約250年前に京都より神勅(獅子舞の奉納を許可するとの免許状)を受け、始められたといいます。
祭りの当日は、当番が神社に出向き神様にお供え物をして、その後、宮司を招いて本殿にて祭典を行います。祭典終了とともに獅子舞の行列が拝殿前に勢ぞろいし、神社境内で舞を奉納します。
神社での舞の奉納が済むと、宮司を先頭に天狗、獅子(大獅子、雄獅子、雌獅子)の順に行列を組み、吉羽地区を巡回する村廻りが行われます(令和6年の村廻りは行われませんでした)。
このように、現在に引き継がれる吉羽天神社の獅子舞ですが、戦後、後継者不足等の理由により、一時その継承が途絶えました。しかし、昭和3738年(1962〜1963)頃に行われた獅子舞を録音したテープと近隣の獅子舞を参考に、地元の方の熱意により、昭和57年(1982)頃に復活されることになりました。
現在、全国的に、獅子舞などの無形民俗文化財は、高齢化や若者人口の減少等による担い手不足などの理由から、伝統芸能の継承が大きな課題となっています。
このような中で、一度中断して復活した吉羽天神社の獅子舞は、担い手不足等で悩む全国の無形民俗文化財の参考になるのではないでしょうか。
文化振興課文化財・歴史資料係 ☎0480-58-1111(内線364)
出典
出典・リンク:広報くき 令和7年7月号 P21-22
まとめ
今回は久喜歴史だよりの「吉羽天神社の獅子舞」を紹介しました。
市内では7月になると、久喜提燈祭り「天王様」をはじめとする山車行事や神楽など、さまざまな伝統芸能が開催されます。
当ホームページでは久喜の歴史について過去の記事で紹介しています。
今後も久喜歴史だよりを転載していきます。お楽しみに♪
◎知って楽しい久喜 すまいの相談窓口info とは
「知って楽しい久喜 すまいの相談窓口info」は、久喜市の不動産会社 株式会社フジハウジングが運営する久喜市周辺の情報や住まいに関するあらゆる疑問や悩みを解決するための情報を発信しているサイトです。
フジハウジングでは一人一人のニーズに合わせたご提案を行い、住まいを通じた人生設計を支援しています。お部屋探し・テナント探し・アパートなどの賃貸管理・資産価値リフォーム・おうち探し・土地探し・不動産売却・相続対策・土地有効活用はフジハウジングにお任せください。
