本町の狭小トイレ改善へ
「まともに座れない」不満の声に応える 久喜市
狭小トイレで児童が使用時に困っている問題が表面化した久喜市本町小学校。同市は事態を重視し今年度内に狭いトイレを改善する方針を固め、準備に入った。
市の榊原俊彦・教育委員会教育総務課長と野川和男・財政課長の話を総合すると、改善は現形予算(今年度教育委員会に予算措置された各項目の執行状況を精査し余っている分)を流用して実施するとしている。1月20日の取材で榊原課長は「改善の対象は高学年(4~6年生)のトイレ」、「150万円~200万円の予算で実施する」と語る。
岡崎議員の指摘 市当局を動かす
12月議会で岡崎克己議員が父母からの声として「先端から壁まで18cmしかなく高学年児童はまともに座れない」「トイレが暗い」「配管詰まりが日常」など現状を明らかにし、子どもたちのために早急の改善を市に求めた。
今回の決定に同議員は「指摘を真摯に受け止めて、行動に移してくれたことについてはありがたいと思っている。ただ、子どもたちの日常生活を考えたら指摘する前にやるべき案件だった」と語る。
同小では今年で開校48年。老朽化で設備の劣化が顕著だ。
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